「にいがた就職氷河期世代しごとのお悩みサポートサイト 」では、就職・転職などに関するお役立ち情報の提供を行っています。本記事では発覚した病気で後ろ向きになるも、ミドル・シニア世代向けの就職支援を活用することで好きな仕事に再就職できた事例をご紹介しています!
退職理由 | 病気の治療 |
活動期間 | 3ヶ月 |
前職 | 製造業/製造職 |
再就職先 | 小売業/販売職 |
物を作ることが好きで、組み立ての仕事を長くしていましたが、長期入院が必要な病気が発覚してしまい、治療に専念するため勤務先を退職しました。入院・手術と定期的な通院を続けていて、もう働くことはできないのかなとあきらめていましたが、治療中もお金のことが気になって不安な日々を過ごしていました。
治療がひと段落し、何もしていないのも落ち着かず、「難しいだろう」と思っていた再就職でした。家族の紹介もあり、なんとなく就職相談を受けてみました。利用したのは、「新潟県女性・高齢者等新規就業促進プロジェクト」という、ミドル・シニア世代向けの就職支援事業です。事前予約制で、予定を合せやすかったことも良かったです。
働くことを決めてもいない状態で、相談なんて受けていいものかと思いましたが、実際に話してみると何でも聞いてくれる相談員の方がいました。
そこで聞いた「病気ご加療中の方でも、50代60代の方でも、イキイキと働いている方はたくさんいますよ!」という言葉をいただき、励みになりました。病気加療中に相談を受け、支援する「長期療養者就職支援窓口」が、ハローワークにはあるとの紹介も受けました。「病気だから働けない」「50代だから働けない」と思い込んでいて、確かめることもしていなかったと気がつきました。
相談の中では、入院・治療のことや家族のことなども聞いてもらいました。入院期間中の1人部屋は本当にさみしくて、耐え切れず、大部屋に変えてもらったほどでした。相談により自分を見つめ直した結果、今まで、自分の周りには常に人がいて、人と話をするのが好きなんだと気がつきました。
「仕事なんて働ければなんでもいい」と思っていたのですが、改めて人と関わる仕事が合っていると思いました。これも入院期間中に思っていたことを、相談の中で吐き出して、気づいたことです。その後、ハローワークを利用して、家の近くのスーパーで働いています。
はじめは、仕事の相談なのに、「しごと以外の事も話して良いのかな?」と思っていましたが、これも私が大切にする価値観の確認のためだったんですね。私が話したい様子だったから、聞いてくれたのだと思います。
まとめ
「自分だけの思い込み」だけで、ふさぎこんでしまっていたので、怖いなと思います。ハローワークで相談し、第三者から客観的に意見をもらったり、他の会社のことを教えてもらったりすることで、「じゃあ、あきらめずにやってみよう」と思えたことは、私自身とても嬉しかったです。家にひきこもっているより、働いてお客さんやスタッフと話をするほうが合っていますし、元気になれたように感じます。病気は残念ながら再発してしまいましたが、これまでの頑張りが認められて、現在は退職ではなく、休職中です。店長からの「いつでも戻ってきてね!」という言葉のおかげで、治療に専念できています。
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